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ハジメマシテ


※独さんも日さんもゲイっぽい設定です☆
名前呼びです。その上ルートヴィッヒの省略形がルイとなっております
最初から最後までエロ描写ありです、苦手な方はご遠慮くださいませ













予想はしていた。
最初にこういう雰囲気になったときは、どうにかこうにか逃げてきたのだ。彼が嫌だったのではなく、単にその行為をすること自体が恐ろしいことに思えた。
小さなゲイバーで出会ったルートヴィッヒとの付き合いはちょうど半年になる。お互いゆきずりの相手、というのが苦手だと白状してから、気が合うことも手伝って緩やかにそしてピュアに恋人の付き合いを続けてきた。
それも今日で終わりだ。今日はデートの終わりにルートヴィッヒの部屋に招かれた。当然そういうことになる。
「菊・・・」
「・・・ぁ」
一縷の隙もないほど整えられた清潔な部屋、ベッドで深いキスを交わしたあと、ゆったりと押し倒された。
「ん、・・・ゃ、そこは」
首筋を、鎖骨を、吸い上げながらルートヴィッヒの手は胸をいじってくる。強くこねられて、感じないはずのそこはじんじんと熱を帯びた。
「感じるんだな・・・固くなったぞ」
「い、言わないでくださっ・・・あっ」
すぐに下半身にもごつごつした手はのび、その巧みな愛撫に腰を揺らした。比べる対象がいないから本当に彼が上手いのかは定かではないが。
ゲイバーなんかに通っていたくせして、私はまだタチとネコとやらが合体する行為をまだしたことはない。
即物的な考えの者が多いこの世界では、せめて初めては相思相愛で、などという自分の願いは少々酷だったらしい。童顔でチビという以外、特出して特徴も面白みも美貌も持たない私は、ルートヴィッヒが、この年齢にして奇しくも初めての相手である。
「や、ぁ・・・っ、ルイさ、んっ」
魔法使いになっていない年齢で良かった、と思いつつも、相手は自分よりうんと若いくせに聞くところによると女も男も大量に経験しているらしい。仕方あるまい、誰がどう見てもイケメンで金髪碧眼で加えて高身長である、もてない方がおかしい、むしろ彼の名前すらろくに発音できない私などを相手にしてくれている今こそ異常事態だ。
とにもかくにも、髭やすね毛は生えてきてくれないものの、立派なオッサンである私は面倒だと思われないためにも、お尻がハジメマシテだと言うことを隠し通さなければならないのだ。
何故か席をたったルートヴィッヒは、チューブらしきものを持って戻ってきた。オタク的耳年増をなめんでください、それがお尻用ローションであることは簡単に予想がついた。
ケツ、かぁ。前回から一応、一応だけど念のためにルートヴィッヒと会うときは丁寧に洗うことを心がけているから大丈夫、舐めるなんて恐ろしい真似をしていただかない限り大丈夫、指の一本くらいは突っ込んできた。と思いつつも意気込んでいると、予想外の冷たさに色気のない声が漏れた。
「冷たいか?少し我慢してくれ、すぐに温かくなる。君の体温でな」
「え、ええ。・・・う、ぁ」
ぐ、と冷たいジェルをまとった指が秘部を侵入してくる。異物感は、太いからか他人のものだからか、同じ一本のクセに自分のもののときより数倍増しだ。
尻をルートヴィッヒに突き出すような体制で、どうにか声を押さえる。痛みを伴う声を出してはお仕舞いだ。そうは思っても、二本に増えた指は快感を与えてくれなくて、どうしても息子は硬度を失っていく。それに気付いたルートヴィッヒが、あいた手でそちらも擦ってくれた。
ああ、こんなふうに面倒をかけたくなかったのに。こんなオッサンにイケメンはサービスいらんと思うのに。
「・・・っふ、・・・あ、ぁっ、ルイさんっ」
「気持ちいいか?」
「んっ・・・き、聞かない、で・・・んっ」
覗きこまれて恥ずかしくて、腕で顔を覆う。突如息子への刺激が止んで、尻だけになった。そして顔を覆う手がはぎ取られる。
「や、なんで・・・」
「菊の感じている顔が見たい」
漫画やら小説やらで出てくるなんとも歯の浮きそうな台詞を。それだけ慣れていて、余裕があるということだ。無意識のうちに下唇を噛むと、それを解くようにキスが落とされる。
「声も我慢するな」
そんなこと、と思いつつも今までも押さえよう押さえようとしてきたが、甘ったるい声は勝手に喉から溢れた。気持ち悪い、と幻滅はされなかったということだろうか。
息子とお尻の両方をいじられてしばらく、ぼんやりとした頭に、オッサンである私の方がご奉仕すべきだと浮かんだ。が、いかんせん浮かぶタイミングが遅すぎた。受側のフェラチオは二次元BLを参考にさせていただくと、ケツに指を突っ込まれる前が通常である。それに作法がわからない。次までには勉強と練習をと心に決めると、お尻から彼の手が抜かれた。
漏れた声もだが、それ以上にモノ惜しそうに収縮したお尻が恥ずかしかった。
ちらとルートヴィッヒを見やれば、赤黒いその息子は大きかった。入るのだろうか、指三本より明らかに大きい気がする。
ルートヴィッヒが、よつんばいになっている自分をひっくり返そうとするので慌てて止めた。この顔を見られてたまるか。
「・・・菊?どうかしたのか?」
「このままでいいですから・・・。は、早く入れてくださいっ」
お尻を突き出したままそう言えば、ありがたいことに彼は息子を素直にあてがってきてくれた。
「いくぞ・・・」
めり、と少々無茶な感じで彼のものはどんどん入ってくる。正直、凄く痛い。
「ぁ、んんぅ・・・っ!」
ふかふかの枕に顔を押しつけて、苦痛の声と表情と痛みに浮かんだ涙を彼から隠す。この体勢でなければ、きっとハジメテなことがばれてしまうだろう。焦りのあまり恥ずかしいことを口走ってしまったが、彼に妙に気遣われるよりはマシだ。
全部入れると、彼はすぐにストロークをはじめた。
「んっ、あ、・・・んうっ!」
切れているんじゃないだろうか、快感と盛大な痛みの中、ぼんやりとそう考えた。だが痛みよりなにより、ルートヴィッヒとつながれていることがひどく嬉しかった。
「菊、菊・・・っ」
肉のぶつかり合う音、ローションと私の腸液と彼の先走りによる生々しい水音、私のくぐもった声の間に、彼の熱を持った低い声が入る。
顔は見えないがその声で、彼が私で感じてくれているという事実は、痛みは相変わらずだが、私に与える快感を増幅させた。その上ルートヴィッヒは再び私の息子をすってくれる。
「る、ルイ、さっ・・・んん!あっ」
「すまん、出すぞ・・・っ」
「ひ、あぁっ・・・ーーっ!」
絶頂が近かった私も、彼に少し遅れて白濁を飛ばした。



イくと同時に意識を飛ばす、なんて二次元ありありのことにはならず、はぁはぁとだらしない呼吸を整えようとすると、ルートヴィッヒにくるんとひっくり返されてすぐさま口づけられた。軽いそれはすぐに離れて、ルートヴィッヒは眉をしかめた。
「・・・泣いたのか」
努力虚しく、気付かれてしまったようだ。跡が残っている頬に優しく触れてくる。
「俺とするのは嫌だったか?」
切なそうにルートヴィッヒが眉を寄せるので、慌てて首をいいえと振る。
「じゃあ・・・はじめて、か?」
そのまま首を振っていれば良かったのに、何故か躊躇してしまい、それで納得した彼は眉をひそめて私をぎゅうと抱きしめた。
「すまん・・・優しくすべきだった」
「いえ・・・、私が黙っていただけですから」
面倒くさいと、気を遣わせてしまった。重い、と思われないだろうか。こんなにオッサンの癖に、はじめてなんて。こんなオッサンのはじめてをもらってしまった、なんて。
「だが、すまん」
大丈夫ですから、飽きたと感じたら素直に離れますから。だからそれまでだけでも。
「君が辛いというのに・・・ひどく、嬉しい」
堅物のルートヴィッヒが笑うのはひどく珍しいことで、その笑顔と言葉に私はしばらく硬直してしまった。そして硬直が融けたかと思うと顔に熱が集まるのがわかった。
そんな真っ赤な私を見て、彼は再び目を細めた。なんなんだ、今日は笑顔のサービスデーか?
経験したことのない甘い空間に、私は顔を隠すようにベットに埋まった。
「し、終電の時間になったら、起こしてください」
「なんだ、泊まっていけばいいだろう?あと20分しかないぞ」
「知ってます!」
「帰るならシャワーを浴びたほうが、」

まだ赤いであろう顔を見られたくない、そんな些細な願いくらい叶えさせてくださいよ。こんちくしょうイケメンめ。











こっぱずかしい
いえ、ルートヴィッヒをルイと言っても差し支えないのかはわかりませんが。
ルートヴィッヒって喘がせにくくって・・・。ええ、そんな理由です。
菊さんはルートヴィッヒさんって呼びそうですよね。あだ名なんて知るか!って感じで。反してイタ君はルート以外に呼びそうにないです。
少々テンションの高い菊さんでお送りしました。

08.11.23

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